サウナは体にいい?

最近サウナブームが来ています。

”ととのう”という言葉が流行っていますが、この”ととのう”とはどういう状態を指すのでしょうか?また、サウナは健康や痩せるという事において実際のところはどうなのでしょうか?

まず、健康面においてはほとんどの医者が”ノー”という事でしょう。理由は簡単で急激に血圧が上がる事と、脱水によるリスクです。場合によっては脳梗塞や心筋梗塞に繋がる恐れがあります。

ではなぜ”ととのう”という言葉が生まれたのでしょう?実はこれは脳内麻薬の影響です。脳内麻薬というと非常に怖いイメージがあるかもしれませんが、要は幸せを感じるホルモンが分泌されることが影響しています。幸せホルモンとも呼ばれる4つのホルモン。ドーパミン・セロトニン・オキシトシン・β‐エンドルフィンというホルモンの中で特にマラソンなどの運動後の爽快感や精神的ストレスからの解消によって分泌される。β‐エンドルフィンとドーパミンの分泌が影響していると考えられます。これらのホルモンは別名「脳内モルヒネ」とも呼ばれます。

と言っても決して体に害があるものではありません。これらのホルモンの分泌は身体にとってとてもいい影響を及ぼし、自律神経を安定させ、脂肪の燃焼などにも効果があるとされています。

だったら体にいいのでは?と言われると確かにいい面もあるのですが、負荷をかけすぎると命の危険があるという事です。より”ととのう”為に必要以上に我慢をして冷水に飛び込む事は非常に危険です。

これにのめりこみ過ぎると、パチンコやギャンブルと同じようにいわゆる依存症が現れます。故に「脳内麻薬」なのです。

サウナに入る時はしっかり水分を摂取してまずはお風呂で体を温めてから入ってください。そして、急激に身体を冷すこともやめましょう。とは言え”ととのう”という幸せホルモンの分泌にはある程度ストレスが必要になってしまうのでどうしてもという方はほどほどにしましょう。